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2022年11月レター理事長挨拶

 10月の定例会では、娘に発表の機会をいただき、本当にありがございました。初めて見た写真や、聞いた話もあり、韓国留学の詳しい様子を改めて知った次第です。高校卒業後は、決まった仕送りをする以外は、生活や進路は本人の意思に任せています。LINEでメッセージを送り、返信がなくても既読がつけば「元気に過ごしているのだろう」というようなスタンスです。それでも、地震や東京で事件があった時には不安になり、電話をして「あ、お母さん」という呑気そうな声を聞くと、ほっとします。

それだけに韓国で起きた事故では、ご両親をはじめ、ご遺族のことを考えると胸が痛み、自然と涙がでてしまうのです。日本人ご遺族が飛行機に乗られた際の心情はわかるはずもありませんが、想像することさえも怖いです。子どもは親の手を離れて、広い世界へと飛び立ちます。それは危険と隣合わせかもしれませんが、見守り、無事を祈ることしかできないのだと、留学と事故を通して改めて心に刻みました。

事故でお亡くなりになった方が安らかな旅立ちでありますよう、心からお祈りいたします。

(理事長 後藤恵里子)