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2021年12月レター理事長挨拶

 不安や期待、そして緊張した時に、胸がドキドキします。11月3日に開催した、ウイル初となるオンラインセミナーは、まさに「ドキドキ」の連続でした。オンラインありきで計画したセミナーでしたが、肝心の男女共同参画センターにはWi-fi環境がありません。しかも、私をはじめ多くの会員は、Zoomの知識がありませんでした。不安でドキドキでしたが、中心スタッフ5名と坂本先生でオンライン会議を行った後は「最初は不安しかなかったけれど、楽しみになってきた」という声が出てくるようになりました。準備を重ねることで自信がつき、みんなの心の中の「ドキドキ」が、不安から期待に変わってきたのでしょう。一番の懸念であったWi-fiの通信環境も、11月までにセンターにWi-fiが開設されることが決まりました。ここ数年、粘り強く県に働きかけてきた成果が、最高のタイミングで実現したのです。

 本番数日前、同じ会場を借りてのリハーサルもつつがなく終了。快晴の中迎えた11月3日、講師の先生がにこやかに到着しました。さあ接続!の、はずがなかなか上手くいきません…。「ドキドキ」の第三波、緊張が一気に高まります。そうはいっても、先生とYさん以外のスタッフになすすべはなく、祈るばかりでした。1時30分、ギリギリ間に合いました!会員外の方々も入室してくださり、セミナーが開始。詳しいご説明と資料、先生の明るい雰囲気で、楽しくも充実したセミナーとなりました。先生には心より感謝を申し上げます。

 後日に行った総括では「とても良いセミナーだったので学生向けに開催したい」「これからはオンラインも必要」等々、前向きな意見がでました。オンラインは感染症対策のみならず、外出しなくても参加できるので高齢化社会にも適しています。ドキドキならぬトキドキは、オンラインを用いて、会員のスキルアップに繋げていきたいと思います。(後藤恵里子)